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ダンビー工法

ダンビー工法

老朽化した地下水路(菅きょ)を、共用下でかつ非改作でリニューアル。様々な菅きょにも対応可能。耐震性や耐久性にも優れています。資源リサイクルシステムにより資源循環型社会に適合した「環境に優しい工法」です。後期の短縮とコストの削減も図れます。

菅きょを老朽化から迅速に蘇らせるダンビー工法

地中にはりめぐらせた管きょは、日々の生活を支えているライフラインです。これらの管きょの中には、老朽化や環境変化によって、ひび割れや木の根の侵入、内部腐食や摩耗等、機能の低下が確認されるものも少なくありません。
しかし、埋設されている管きょの周辺には他の地下埋設物が輻輳しており、開削工法による布設替えは、交通障害や生活環境への悪影響などの問題もあり、困難を極めます。
こうした様々な問題を解決し、管きょの機能を回復するために開発されたダンビー工法。内径800mmから3000mmまでの中・大口径管きょ、また矩形きょ、馬蹄形きょなどもスピーディーに甦らせる工法として、信頼と実績を積み重ねています。

特長

あらゆる形状に適用可能

円形はもちろん、非円形(矩形、馬蹄形など)にも適用できます。

菅体強度の向上

既設菅・充てん材・ストリップ管が一体化した複合管を形成。新管と同等以上の強度を発揮します。

耐震性の向上

SFジョイナーを用いることで、地盤の永久ひずみ1.5%nによる管軸方向変位とレベル2地震動による屈曲角が同時に作用しても、内水圧0.2MPaの水密性を有します。

幅広い施工条件に対応

供用中を始め、段差、屈曲、曲がり部での施工が可能です。

大口径の管きょにも対応可能 直径3,000mの厚生

適用範囲

管種鉄筋コンクリート管、鋼管、鉄管など
口径[円形] 直径 800mm ~ 3,000mm
[短辺] 800mm以上 / 長辺 3,000mm以下
延長原則として制約を受けない
既設管の状況<円形管の場合>
段差(100mm)・屈曲角(6度)
曲がり(曲率半径20m)・隙間(150mm)
内外圧内水圧0.3MPa、外水圧0.1MPa

平成25年度 中沢幹線菅きょ施工現場の模様

STEP.1 着工

平成26年7月16日 いよいよ工事が着工しました。 管きょ内は汚れも酷く老朽化が進んでいました。 この工法は、道路などを開削せずにスピーディーに大口径管きょを甦えさせます。 環境にやさしい”ダンビー工法”の始まりです。

STEP.2 洗浄・スペーサー取付

平成26年7月17日 ますは、着工時の状態で高圧洗浄機により、管きょ内の洗浄を行いました。 洗浄が終わった後、充填材注入用のスペーサーを、アンカーボルトを使って施工区間の管きょの上部に取付けている写真です。 注入ホース牽引用ワイヤーも、この時に通しておきます。

STEP.3 製管

平成26年7月31日ストリップという硬質塩化ビニル製の帯板のものをマンホールから既設管内に引き込んで、管きょ内のスペーサーに沿ってスパイラル状に巻き立て、これを製管機(写真中央の機械)を使ってジョイナーという部材ではめ合い、連続したストリップ管を形成していきます。

STEP.4 充てん注入

平成26年7月31日スペーサー内に充填材注入ホースをしながら、通既設管とストリップ管との空隙に段階的に充填材(モルタル等)を注入しています。 こうしてできたストリップ管と既設管きょとのに充填材を注入し固めることで既設管と更生部材が一体となり、複合感として強度が復元します。

STEP.5 完成

平成26年10月17日着工後3ケ月で事故や工程の遅れもなく管きょ工事が無事完成しました。 きれいに仕上がりました。